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2003年5月31日
blur@赤坂blitz
友人宅でホームパーティ。しかし途中で抜け出してblurのライブに。
blurは1stからずっと聞いてきてて、一緒におっきくなったという思いが強いので、あたしにとってはむちゃくちゃ特別な存在。blurに出会う前、jimi hendrixとかjanisとか死んじゃった人ばっかにはまってた時期があり、それを現在に強力に引き戻してくれたのがblurだった(しかしそのきっかけがbeatUKで流してた「she's so high」のPVだったというのは、ちょとはずかしいかもしらん・笑)。いま立て替え中のon airで飛び回ってたのも、武道館がSMAPのコンサートのように黄色い声満載になったのも、疲れ果ててフェスティバルに来たのも、ずっと見てきた。しかもこの12年間、1人のメンバーチェンジもせずに、ずっと4人でやってきてた。それがついに、ついにgrahamがやめたというか首になったというかその辺は難しいが、とにかく3人になっちまった。3人blurになって初のアルバムを携えて、たった1回のライブ。blurは明らかに傷ついてた。でも傷ついてるばっかりじゃなかった。「希望」「再生」が見えるってだけじゃあ、その辺の凡百のバンドと変わりゃしない。傷ついても「挑発者」「煽動者」であり続ける茶目っ気としぶとさ、音楽への変わらぬ真摯な姿勢が“らしい”。だから好きだ。3人になっても。
選曲は最新アルバム「think tank」の曲が中心だけど、節目になってきた懐かしい曲もいくつか。「ずいぶん長いこと経っちゃったね」「ここ数年落ち込んでたけど、日本のファンは昔からいつも僕たち温かく迎えてくれてきたこと、ずっと覚えてる」−そういって歌ってくれた「for tomorrow」。2nd「modern life is rubbish」のM1。どっか世間をなめてて傍観者然としてるとこがあった1stでアイドル扱いされて、いったんだめになった後に立ち上がった曲。初めて聞いたとき号泣した気持ちはいまも変わらない。5th「blur」のM1「beetlebum」。damonが当時の彼女justineとうまくいかなくなった頃(別れる直前だか直後だか)に書いた暗い曲が、grahamとの別れを思い出させる。3rd「parklife」のM6「badhead」。ギターソロでgrahamのギターの鳴りの清潔感を思い出して、1度目の泣きが入る。
3rdのM1「girls & boys」。どっひゃー。客の年齢層もだいぶん上がってるが、みんな飛ぶ飛ぶ(当然あたくしも・おほほ)。6th「13」のM1「tender」。justineと完全に別れた後のアルバムで、相当暗い。最後にできたこの曲でほのかに希望の光が見えてたのだが、今回のライブではコーラス隊がいたせいか、祝祭っぽく鳴ってたのが意外。5thのM2「song 2」。さらに飛ぶ(笑)。最新アルバムのM3「crazy beat」も同じくUSオルタナの影響を受けたと言われる立て飛びぶっ壊れ系で、この手のは「song 2」からとかいわれがちだけど、でも別に昔からのお家芸の1つ。最初は元々1st「leisure.」と2ndの間に出したシングル「popscene」から。今回もアンコールでやったけど、どうもここ数年「popscene」は盛り上がりがいまひとつなんだよね。半分くらいが早くても3rd、せいぜい5thとかくらいからのファンみたいで。あれは2ndにつながる、起死回生の一発だったのに。
最新アルバムは全体のトーンがものすごく暗かったけど、ライブではそれほど暗さをずしんと感じることは少なかった。damonは水蒔きまくって煽るし、最新アルバムのM2「out of time」では、4th「the great escape」のM7「the universal」のPVにもあった煽動者っぽかったし、alexは相変わらずクールビューティを気取ってておっかしいし(無精ひげがむさかったけど・笑)。それでもM10「sweet song」は半べそかいちまったし、メインステージのラスト、M13「battery in your leg」のピアノのイントロが鳴ったときには2度目の泣きが入って、思わず祈った。アンコール、最後の曲はラストの定番、3rdのM15「this is a low」。ポップバンド扱いされてるからあまり話題にならないけど、ドラムのdaveさんは相当な叩き手で、あれはあと10年したらstonesのcharlie wattsになるね。もの静かなんだけど、実は一番怖い実力者っていうか(笑)。そのdaveさんのドラムが思いっきりかっこいい。britpopの喧噪の中でも、ギリギリのところで自分たちを完全には見失わずに持ちこたえたのは、この曲にこだわり続けたから。シングルカットもされてない、地味な、でも名曲。
嗚呼、おかえり、blur。grahamがいないけど、でも、おかえり。
投稿者 nyaa : 2003年5月31日 21:15
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コメント
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投稿者 Lore Sakovitch : 2011年1月 6日 23:09